きほんブルックリン

2019年日本への本帰国を目指しながら、大好きなブルックリンのこと日々の生活を徒然。

日本に適応できるか不安になるとき

夏に一時帰国した際にディズニーシーに行ったんですけど、アトラクション待っている間に、ちょっとした段差に両足載せて、周りからは頭ひとつ出てる状態で待っていたんです。
そしたら前列で待っていたお子さんに『どうしてお姉ちゃん足乗せてるのー』と言われてしまいまして。すかさず足を戻して、『ごめんね、マネしちゃダメだよー』って謝ったんですけど・・・

その瞬間、びびびと感覚が戻ったかのようになりました。『ああそうだ、日本では秩序を乱すこと=罪なんだよね』って。恥ずかしい、恥ずかしい。
それでも、秩序は乱さないように心掛けていたつもりなんですけど、段差に足を乗せるくらいで秩序を乱すとは思っていなかった。甘かったなー。

こうゆう『感覚の違い』みたいなこと、アメリカだったら良しとされていて、日本ではダメとされていることは、ある程度把握しているつもりだったんだけど、知らんうちにわからなくなっていた。

こうゆうことはちょこちょこ起こったりして、そのたび小さくショックなんです。
知らないうちに自分がアメリカナイズされているのが怖い。 

そんな瞬間、『私日本社会適応できなくなってんじゃないか』(←もしかして元から対応できてなかったのかな?笑)とか、『ある程度修正可能なうちに帰らなきゃー!』って思わされる。 

寝起きざまに母親から聞かれたことに、とっさに英語で回答してしまったこととか、電車で知らない人に話しかけて不審な顔をされるとか、

その都度『そうだ、これ日本じゃやっちゃいけないヤツ。忘れてた』

ってなる。

 

日本の秩序に文句を言うようになったら終わりだなって思っているので、なるべくそうゆうことに文句は言わないよう、心掛けるようにはしてはいます。(これでも)

 

対応していきたいよー・・・

初潜入!ロシアンサウナ<ブルックリン編>

ニューヨークに住んでいて辛いこと、それはお風呂屋さんが無い事。

ごめん、ウソついた、あるにはある。NJのキングスパやフラッシングにあるスパキャッスルなどの韓国系が主。最近出来たNJのsojo spaなんかも人気ですね。

でもね、ブルックリンから往復約2時間かけてわざわざ風呂屋に行くのは一大行事なんですよ!しかもお風呂でさっぱりした後にゴチャゴチャしたマンハッタンに戻り、電車に乗りブルックリンに帰るのはすっごくテンションが下がる・・・(ミッドタウンだいっ嫌いなわたくし・・・)

そ、こ、で!ブルックリンにも風呂屋は無いかと長年考えていたらようやく見つけました!ロシアンサウナ!!!その名もBrooklyn Banya(Banya=バーニャとはロシア語でサウナである)

たしかに以前からロシアンサウナの話は聞いてはいたのです、マンハッタンにあるものとか、コニーアイランド周辺あたりのロシア街とか。で、今回初潜入したのはプロスペクト・パークを更に超えたフラットブッシュとケンジントンの中間にあるこちらの風呂屋。
調べてみるとうちからバスで20分じゃないですかあ!なんならウーバー圏内。行きましょう行きましょう。

ロッカー使用するだけで、早速てこずる

私が初潜入したその日は8月の天気の良い夏の平日でしたので、どうやらサウナ屋的には超閑散期だったようです。
おそるおそる入口のドアを開けてみると、受付にはだれもおらず・・・
『はろ~、、、えくすきゅ~ずみ~、、』と声をかけてみると、レジ右側の真っ暗な空間から、超無愛想なロシアンレディが登場。どうにか英語は通じる様子。ほっ。

f:id:msmisty:20181105114505p:plain

f:id:msmisty:20181105114419p:plain
看板にはロシア語の文字、お~いいね、いいね!こうゆうのテンションあがる!
横には多分サウナ用の帽子とか、背中叩く用の葉っぱもあるな、これは話に聞いていたやつだけど、まずは中の様子を見てからにしよう・・・


1人なことを告げると、財布を受付に預けるように言われる。財布を預けると、ロッカー用の南京錠と鍵をもらう。
『女性ロッカーは2階だから』
とのことなので、2階へ向かい、階段あがったところすぐにロッカー(ドア空いてる)があったのでとりあえず入ると既に別の女性客が。軽く挨拶をして、自分の鍵番号のロッカーを探すも、どうもその番号が無い。
『ここのロッカーじゃなかったのかなー?』
と思い、別のロッカーを探すともう一つあったので(ここもドア空いてる)、そちらに入ると番号発見!

 

f:id:msmisty:20181105114418p:plain

不思議な、なんか歯医者みたいな椅子を横目に水着に着替えて、いざ入水じゃー!と、ロッカー内にあるシャワールーム兼トイレに向かうと、そこにはなぜか男子トイレが・・

 

『!????』


あわててロッカールームのドアを確認すると『Mens room』の文字が笑

まずひとつめのアドバイスです、鍵番号とロッカー番号は関係ない!
あとロッカーは、女性用は手前、男性用が奥で、両方とも2階に設置してますのでお間違えの無きよう!

いやー、平日の空いてる日に来て本当に良かった♪笑

ロシア人は熱めがお好き

さて、気を取り直しまして、改めて女性ロッカーに戻りました。ロッカールーム内の女の人に『鍵番号のロッカー使うのかと思って男性ロッカー室で着替えてたよ、あぶねーw』と告げ、軽く笑われながらロシアンコミュニケーションを済ます。
そう、風呂の場はコミュニケーションの場なので、会話が大切なのだ。

シャワーを浴びて(内湯は無いのでサウナフロアに出る前に、シャワーで髪と身体は洗いましょう!)いざ、サウナフロアへ。

 

f:id:msmisty:20181105114354p:plain

おおおおおおおお

なんとも言えない田舎感!地方の健康ランド?
先客はアフリカン系の母娘コンビと、ロシアのバブーシュカ2人。(バブーシュカとはロシア語でおばあちゃんの意)

基本は上記の写真に写っているエリア+カフェが全てと思ってもらっていい。
サウナはドライサウナとウェットサウナとスチームサウナの3種あって、中央にぬるいプールと冷たいプールがある。まずはウェットサウナから挑戦。

あっっっつい

日本のサウナより圧倒的に熱い。すごい熱さだ、最高!
中は木製で、やや暗め。座るところに蛇口がついていて、そこから冷水が出るのかと思ったら、蛇口から出てくるのは熱湯なので、ご注意。
私がサウナに入っているとバブーシュカ2人も入ってきて、何やら大きなバケツに冷水いっぱいに入れてある。 完全に英語が通じないお2人であったが、バブーシュカ2人が私に冷水をかけてくれた。

 

サウナ内で冷水のリフレッシュ感超やばい(語彙力)

 

どうやらロシアではウェットサウナにバケツいっぱいの冷水を持って、水をかけながら入るのが流儀なようだ!いいね!その流儀!
そして、お2人に頭を指さされる。どうやら『タオルで髪巻いて髪へのダメージを防げ』ってことらしい。おっけー。
バブーシュカ2人のロシア語を耳にしながら、身体中に血が巡るのを感じる・・・とくとく・・・嗚呼、サウナって最高。

いったんウェットサウナを出て、シャワー(樽に水がたまっていて、ひもを引くとばしゃーん!となる仕組み)を浴び、ぬるプールで熱を冷ましたあとドライサウナに。

ドライサウナのほうも相変わらず激熱サウナ。裸足で歩くと足を即火傷する厚さなので、サンダル必須。
なにがドライで、なにがウェットかよくわからなかったけど、多分ウェットサウナには水バケツもっていって、どんどん水を使って良いってことなのだと推測。

特筆すべきことのない屋上

f:id:msmisty:20181105114757p:plain

非常に殺風景な屋上フロアがあります。バスタオルをビーチ椅子?に敷いて昼寝してみましたが、うん・・・まあ・・・。

レストラン

今回トライしていないので感想は無いのですが、ロシア餃子やピクルスやビーフストロガノフなど、結構しっかりしたロシア系料理を扱っている様子でした。水着を着たままご飯食べれます。水も買えましたし、お酒も扱っていました。ただ、水買う時にキッチンに直接注文したら受付のおばちゃんに『彼は英語通じないんだから私に注文して!』とキレられました。(その際おばちゃんは寝ていた) 

痴漢ご注意

さて、これ一番大事なところ。残念ながら遭遇してしまったのです。
私が一人でウェットサウナに入っているとき、ハシディックジューイッシュ(超正統派ジューイッシュの人たち)の男性(見かけは明らかにモテなそうなデブ、メガネ中年)が水着では無く、服を着た状態で一人入ってきて、

キモ男『熱いね・・・ひとり?』

と、なんとなーくいやーな感じで話しかけてきたのです。サウナはコミュニケーションとはいえ、向こうのテンションに嫌な予感がしましたが、まだこの時点では何者か分からなかったため、無愛想気味に返答していたのですが、

キモ男『どうやって入ったらいいのかな?僕が帰ってきても君、いる?I need an accompany(付き添いが必要だよ).』

と、聞かれた時点でもうアウト認定。きっぱりと、

わたし『No. You don't』

と対応し、向こうは去ったものの、決して広い場所ではないので、水着に着替えたヤツにまたサウナで遭遇。サウナについてあれこれ聞いてきたので明らかに無愛想に対応していたらやっと話しかけてこなくなったけど、もう気持ち悪すぎて、超!不快!ちょうどアフリカン系母娘ズが帰りそうだったので、一緒のタイミングでロッカーに入り着替えて帰りました。(本当はもっと長居したかった・・・)

というのも、男女間のロッカーの行き来が(私が間違えて男性ロッカーに入れてしまったように)簡単に出来てしまうので、平日の空いているときに女性ひとりで着替えたりするのはかなり心細いと思います。

持っていくものリスト、要注意なこと

 持っていくもの
・タオルーバスタオルは無料で無限にもらえますが、忙しいときなどは対応してくれない可能性はあります。髪の毛用や、サウナに敷く用など、ご自分でも持っていくことをお勧めします。
・ビーチサンダルー館内歩く用。必須。
・シャンプーなどのソープ類ー一応ありますが、質が激悪ですので持参をお勧めします。

要注意
・男性と女性ロッカーをお間違いなき様~
平日昼間はかなり空いているので、女性一人での来店はあまりお勧めしません。(友人によると、明らかに売春系のお姉さんとおじさんカップル・・・なんてのも見かけたことあるそう。)
・店内の清潔さは、韓国系よりもちょっと劣ります。几帳面な方にはお勧めしません。

ブルックリン価格と言えど・・・

さて、ここで気になるお値段。ずばり$40です。ちなみにマンハッタンのロシアンサウナは$48。韓国系スパは軒並みだいたい$40~$60。そう考えると、ブルックリンと言えど、安いとはあまり言えない価格。ただし、Groupon等で平日なら$25で入場可能なようです。

総括すると・・・

異国感 ★★★★★
清潔感 ★☆☆☆☆
店主の名物感 ★★★★☆
デトックス感 ★★★★☆
近所にお住まいの方なら行く価値はあり。でもわざわざ遠方から来るなら残念感が強いので、あまりお勧めしません。

行かれた方はご感想・レポ等お待ちしております~! 

f:id:msmisty:20181105115020p:plain
Brooklyn Banya
602 Coney Island Ave, Brooklyn, NY 11218
Tel: (718) 853-1300  
https://www.brooklynbanya.com/

 

追記

怒りのロシアンなめたらアカン

Google MapのReview欄が↓な感じで超笑えます。低いレビューへの、店主(おそらく受付にいた女性)からの怒りのレスポンスがすごい。 

Motty Frankel2 reviews

10 months ago- 
10 months ago they asked me to leave my personal belongings with them for security and lost it when I came to collect it they had nothing to say for Very bad experience would not recommend please choose your days off wisely this place is a rip off besides that i was not too pleased by the terrible customer service I got from the extremely rude staff especially the manager no one to talk to there made me feel as if they're doing me a favor by letting me enter when in fact there actually pretty pricey not my choice of fun.

 

Response from the owner7 months ago
did you hit your head to make this up?

Robert Glasper@Blue Note New York on Oct 24

f:id:msmisty:20181031234613j:plain

グラスパーのライブ、ここ1年で多分3、4回見ていることになると思う。
私がとびっきりファンなわけではないですが、友達に誘われたり、フリーライブがあったりで見る機会が多い人。というイメージ。
やっぱり今が旬のアーティストなのですかね。

今回はMulgrew Miller Tributeのショウであり、以下のバンド。
October 24@Blue Note New York
Piano: Robert Glasper
Vibraphone: Stefon Harris
Bass:Derrick Hodge
Drums: Rodney Green

ヴィブラフォンのステフォンハリスは最高でした。
まさに完璧なプレイって感じでしたね、速弾きをミスなしでどんどん昇華していく様はなんかもう『おかしくね?』って感じで、笑ってしまうほどでした。


ただひとつ思ったのは、ヴィブラフォンって楽器としては面白い楽器なんだけど、音色のせいかちょっとパンチにかけるからメインになりずらい・・・。音域も3オクターブくらいしかないし。
こんなに上手なのに、同じ音形を弾くときピアノより難しいこともあるかもしれないのに、イマイチピアノに比べて感動が薄い、というか一般受けしずらいのは、やっぱりあの『ぽわぽわ~ん』とした気の抜けた音色のせいなのかなあ・・・(もちろんそれがヴィブラフォンの魅力なんだけど・・・)決してやってることは地味じゃないのに、地味感に見えちゃってなんか損でかわいそう・・・と感じながらライブ見てました。
と、思っていたら面白い記事を見つけました。

ビブラフォンの振動源は直方体だから,そうはいかない.パイプ (共鳴管) をぶら下げるなど,涙ぐましい努力をしてもこの図の程度である.図は対数目盛というやつなので,ビブラフォンでは基本波以外の成分の振幅はきわめて小さく,ないと言っても良いくらい.ビブラフォンの音は音叉や時報の音に近いのだ.長時間聴いていると単調でつまらない.どのジャンルでも,マリンバ・ビブラフォンなどが主流楽器になれない理由かもしれない.

ふむふむ・・・ピアノに比べるとビブラフォンは周波数が圧倒的に少ないのだそうだ。
なんか自分の感想がちゃんと科学的に立証されたみたいでちょっとうれしい笑

 

f:id:msmisty:20181031234703j:plain

 

グラスパーは相変わらずいぶし銀な感じで、終始チルでしたね。なんだろ、速弾きとかしても漂う空気がすごいチル。ジャズアーティスト特有のあんまりヒリヒリした感じはない。これ実のところドラッグの種類が関係しているんじゃないかと個人的には思ってます。たとえば、マイルスとかチャーリーパーカーのような先人たちのあのヒリヒリは、もちろん技術や性格も影響しているでしょうけど、コカイン中毒だったことも少なからず影響しているはず。
グラスパーがコカイン中毒じゃないとは100%言い切れないですけど、少なくともプレイの時にコカインやスピードでハイになっている感じはゼロです。それよりも彼はウィード:大麻が大好き。彼の楽曲(Robert Glasper Expriment X KAYTRANADAのintro冒頭でもゲホゲホと咳き込みながら”The Kush out here"(Kushはマリファナの種類)なーんてセリフがあったり、

『たったいま、レジーワッツとクリスデイブと大麻クッキー食べたとこ。どこに連れてってくれるんかな!笑』
こんなツイートも過去残していますしね。彼のチル感は彼が好きなウィードからも来ているんじゃないかなあと思いますね。ウィードの効果というより、ウィード好きが漂わせるウィードイズム(注:造語です)な感じ。


フレーズでは、ところどころのフレーズでR&Bやポップスを彷彿させる節があって、なんかたまーに久石譲か?みたいな感じのめっちゃポップなイージークラシックみたいなノリを曲のエンディングで入れてドリーミーにさせるみたいなところがあって、そうゆうところはコンテンポラリージャズ~って思わされる。

でもやっぱりグラスパーはR+RとかRobert Glasper Experimentやってる時のほうが好きなんだなあ~スタンダードやっているときの彼にはあまりハッとさせられない・・・

Exprimentのアルバムはバランスが良くてとっても好きだった。

 

 

と、まあ私の好き嫌いはさておいて、Blue Note New Yorkで1か月レジデンシーを務めるのDizzy Gillespie, Chick Corea, Chris Bottiの3人に次いで4人目だと言うのだから、間違いなくジャズの『今』なのでしょう。
バードがビバップをやっていた時も世間には不評で周りは何が起きているのかわからず、あとからビバップってジャンル分けされているくらいだし、きっとグラスパーがやっているジャズ×ヒップホップみたいなのもこの先10年間似たようなことする人がどんどん増えて新たなジャンルになっていくんだろうな

でもそのとき『ジャップホップ』なんてジャンル名になったら、我らジャップはうおーい!って大コケしてあげましょうね。

自家製さつまあげ

f:id:msmisty:20181031033748j:plain

 

寒くなったら、すぐにおでんか、お鍋が食べたくなる。

 

そんなこんなで週末は友人を招いておでんナイトいたしました。

買い出しに行ったところ、某日系スーパーで売っている冷凍おでんのパックが『いったいいつの冷凍おでんなんだろう…』って思わされるくらい霜が降りいて、テンション下がりながらも仕方なく購入。

 

土曜日、だーいすきなグランドアーミープラザのファーマーズマーケットのお魚売り場に行くと状態の良い白身魚がたくさん!

もしや練り物も自分で作れるのでは・・・とふと思い立ったころには『タラに似たお魚ちょうだい』と注文していた次第です。

 

はてさて、思い付きでやってみましたが、これが功を奏しました。おでんに入れるのがもったいないくらいに美味しくて、冷凍のものとは比べ物になりません。

今日は思い付きレシピのため、シンプルになってしまいましたが次回は枝豆やエビを入れたりしてみたいなあ。紅ショウガも良い。

コブミカンの葉を入れたりしたらタイのさつま揚げ、トートマンプラーにもなりますね!

 

自家製練り物はまりそう。

こうゆう一手間ができるようになったのも、不便な環境にいるからこそであったりするので、日本に住んでたら多分わざわざさつま揚げなんて作ってなかったと思う。

 

揚げない簡単さつまあげ
・白身のお魚  切り身1パウンド
・ごま油    適量

以下A
・ゆずこしょう 1 table spoon
・卵の白身   1
・しょうが     大きめのかけら 1
・ねぎ(Scalion)4本
・しょうゆ   少々
・片栗粉    1 Tea spoon

 

1.白身のお魚を包丁でできる限りたたきます。
◎中華包丁や出刃包丁があると、重みがあるのでたたきやすいですよ。

2.しょうがはすりおろし、ねぎはみじん切りにする。

3.Aの材料を全投入してから、ハンドミキサーか、フードミキサーで滑らかにする。

◎ねぎの触感などを生かしたい方は、ねぎは後入れでも良し!

4.小判型や、小さな丸型など、お好みの形にまとめる。

5.深めのフライパンにごま油を1cm程度多めに敷いて、150度くらいの低温で時々ひっくり返しながら揚げ焼きにする。

 

映画BlacKkKlansman(邦題:ブラッククランズマン)を見て思ったこと

f:id:msmisty:20181024051537j:plain 

スパイクリーは怒っている。そりゃあ、めちゃんこ怒っている。

でもユーモアのセンスは無くさず、彼は今のアメリカに立ち向かっている。

 

アメリカとは、侵略と戦いの歴史で出来ていると、改めて思わされた。目には目を、歯には歯を。ハムラビの法に倣うように正義の剣を振りかざし、悪を征しようとしている。でも悪は無くならない、むしろ善と悪の溝は深まるばかりで、どんどん二分化していっているアメリカ。そんなアメリカに終止符を打つことを願ってスパイクリーはこの映画を作ったんだろう。

 

この映画はRon Stallworthによるベストセラー書籍Black Klansman: A Memoirを元にしていて、書籍は1970年代当時に初の黒人警察官であったStallworth自身の体験をもとに執筆されており、白人至上主義団体KKKへの潜入捜査の体験をつづったものです。

書籍から映画化になるにあたり、登場人物やストーリーなど多少の脚色は加えられたようですが、時代背景や人種問題をめぐる当時の混沌さは、かなり忠実に再現されているのでは、と思いました。

 

続く人種差別問題

舞台である70年代後半から現在まで、変わらず人種問題を抱えるアメリカ。2018年の今でも差別は無くならないどころか、『差別』の定義が多様化しているせいで、差別しているひとは差別の意識が無いままに人を差別している時代になっている。

 

『アメリカにいて差別を感じたことが無い』という人がいるのなら、それはアメリカ人のコミュニティ(友達との付き合いだけではなく、仕事や地域活動等を通したコミュニティ)に属していないから気付いていないか、世で起こっていることにあまりアンテナを張らずに生きている人々だと思う。

 

昨今のアメリカの二極化(白人VSそれ以外の人種=アジア人ももちろん”それ以外”側である)については、私も、正直もう何が何だか分からないし、どうしたらネガティブな力でいっぱいの二極化を止めることができるだろう、と毎日のように考えるけれど、結局のところはお手上げだ。

そもそも、アメリカに住んではいるものの私は移民であるし、中でも日本なんていうのんびりした国から来ている人間で、私は正直戦い方が分からない。移民としては当事者であるけれども、親や先祖を含んだ歴史的当事者ではないし、アメリカが抱えている事の重大さを考えると関与することは憚られるほどだ。

 

戦うということ

とにかくアメリカの人は自分の意見を主張してディベートしたり、戦うことが大好きだ。これは、政治的な見解等だけではなく、小さなこと、例えばやれ『インターネットが止まっている』とカスタマーサービスに話す時だって戦わなければならない。(なぜならカスタマーサービスin USは本当に劣悪で、『サービス』なんて二の次だからな!笑)矛先がなんであれ、小さなころから常に周りと戦って生きている人種であるように思う。調和なんて二の次だ。

この映画の中では、私みたいに戦い方の分からない人間は出てきておらず、皆が、自分が信じる善・悪の名のもとに戦っていた。まさにアメリカ社会そのものだ。


正直トランプ当選以降から、MeTooムーブメントやら、人種問題やら、戦いの場面が多すぎて、こうゆう戦力むき出しの人々をみると、ちょっと『うっ・・・』と感じるようになってしまった。フェイスブックひとつ取っても、周りのアメリカ人は常になんらかしらのステートメントを掲げながら生きているし、そうゆう日々の戦いに私はちょっと疲れている節がある。

もちろん意見を主張することが大切なのは分かるし、沈黙することは罪であるという彼らの主張もよく分かるのですが、戦うということは、結果的に勝者と敗者を生じるということ。それがヒーロー映画だったのなら『勝ったね、万歳!グッドエンディング!』で終了なのですが、現実世界ではそうはいかない。敗者が敗者であることに納得はいかず、その後復讐が生まれ、復讐は1世代だけにとどまらず、2、3世代と世代を超え、まさに負の連鎖だ。どんどん溝は深くなるばかり。ということを傍から見ていると感じます。

 

力以外での戦いを

今回の映画の中で一番好きだったことは何と言ってもスパイクリー監督のユーモアのセンスでした。

今のアメリカ社会に対する強いメッセージを提示し、映画に緊張感を持たせながらも、ユーモアたっぷりに次々とシーンを消化していって、スパイクリーあっぱれです。

彼の中にも怒りはすごく溢れているだろうに、怒りを他の形に消化させて戦うのはカッコいい。でもみんながみんな、スパイクリーのように天才じゃないし、怒りを作品に消化するなんてことができるわけではない。

各々、怒りを声にすることで衝突がおき、シャーロッツビルの事件のようなことが起こっているのがここ数年の動き。もう同じやり方では世界は変わらない。声を大にして、自分の主義思想を唱えたところで、他人の思想はそう簡単には変えることはできないように私は思える。

世の中の変えかた自体を変えていって、議論の仕方を変えていかなきゃいけない。と、この映画を見てすこーし思ったのでした。

 

追記

映画内で、『このひとスティーブブシェミに似てるなあ』ってずーっと思ってたら、ブシェミの弟でした!俳優だったんだね~

あと、ヒロインのLaura Harrierがめっちゃんこ可愛い。くちびるが厚くてセクシーで、可愛くて、おまけに70'ファッションが似合う可愛いアフロねーちゃん。サイコー。 

 

f:id:msmisty:20181024055842j:plain

2年くらい前の青春を思い出して

f:id:msmisty:20181011123552p:plain

 

おととい見たスパイクリーの新作映画の感想を書きたい、近所のお気に入りのレストランについて書きたい〜

なんて色々考えを巡らせつつもどうも考えが纏まらず・・・

 

おまけに絶賛無気力、ちょっぴり鬱モードに襲われているここ数日。

原因は二つあって、一つはホルモンバランス(こればっかりは仕方ない)、もう一つは数日前の休みがあまりに楽しすぎて、その反動が多分きてる。

楽しいことがあると、普段出てないドーパミンがバーっと出て、その反動で次の日どよーんときちゃう感じ。おまけに3連休明けの火曜ときたから辛かった!笑

 

その日は、2年ぶり?の友達と再会して、一緒に映画を見に行った。その子は2、3年前に1年くらいニューヨークに住んでたデザイナーの男の子(既婚)。

 

売れっ子で、キチンとした経歴の持ち主のデザイナーさんなのですが、彼には欠点(なんておこがましくて言えないですが)というか、私生活がちょっといきすぎてるところがあって、少し遊び人気質なところがあり、ジャンキー、とまではいかないけど、ちょっと破滅的な遊びに耽るところがある人でした。

 

昔は、その破天荒ストーリーを聞くだけで楽しかったし、ブッシュイックあたりのライブハウスに一緒に足を運んで、シークレットパーティー行って遊んだりと、大いに青春していたのですが、ここ最近の私は疲れていることもあって、『週末は朝早く起きてジムに行って、ファーマーズマーケットに行くことが一番の楽しみ』とか、『ドライフラワー作ってる』とか近況報告したところ『えっ?昔のミミちゃんはどこ行ったの!?大丈夫?』とヒジョーに心配されてしまいました笑

確かに思い返してみれば、当時私は飲酒量も今より多くて、土日は昼間からガンガン飲むわ、夜更かしはするわ、おまけに喫煙者だった。(完全禁煙した今では考えられない!)

 

うーむ、25歳からアラサーになるまでの女の変化って本当に恐ろしい!(私だけ?)

 

 f:id:msmisty:20181016103653p:plain

 

反して、相変わらずバリバリに夜遊びやらをして、40歳近くなっても既婚とは思えないような生き方をしている彼を、羨ましい、とか、そうなりたい、とこそ思わないものの、『やっぱクリエイターのエネルギーや探究心てすごいなあ』と関心したものでした。

 

そして何より驚いたのは、その友達と少し話しただけで、エネルギーの漲っていた数年前の自分に、フッと戻れたことでした。

たった数時間だけど、ものすごく楽しかったし、リリーフされた感じ。普段仕事でガチガチになった頭をすごく柔らかくしてくれた。

数年前一緒に遊んでいた頃、自分は独身だった頃の

 

『まだまだやっていけるじゃん』

 

っていうような、よく分からない20代前半の自信(当時すでに20代後半さしかかってたけど笑)みたいなものがみなぎる感じがした。

完全に忘れてた感覚だった。こうゆうことをポジティブっていうんだなって思った。

 

男と女の違いなのかな、はたまた最近自分が疲れているからなのかはわからないけど、すごくエネルギーをもらった1日でした。

こうゆうドアの開け方をしていって、またキラキラしていた頃の自分を取り戻したいって思わせてくれる1日だったのでした。

グリーンカードが終着点だと思っていた(それは大きな間違いであったという話)

f:id:msmisty:20181005054835j:plain

ニューヨークで暮らして現在約8年。

 

8年という時の流れはとても短く感じるし、周りに在米歴10~20年余りの先輩が大勢いるので、大したアメリカ歴とも思っていないけれど、

日本の人にはたいてい『ずいぶん海外生活長いね!』と言われてしまうくらいの年月だということを、最近感じ始めている次第なのです。

 

20代前半で学生としてこの街に来て、大学院を卒業し、その後OPTを経て就職し、その間アメリカ人男性と恋愛結婚の末、グリーンカードを取得した。

学生時代はソーシャルナンバーを手に取ることが目標で、その後はビザが目標、そして最終地点はグリーンカード!って思ってた。(市民権取得にはそんなに興味が湧かず…)

 

まさに夢のグリーンカード。手にしたらアメリカ人と対等な土俵に立てるものだと思ってた。

 

これが大きな間違いだったのである。

 

いざグリーンカードを手にすると、今まで見えてこなかった『移民として、アメリカに永住するということ』の過酷さが一気に見える、見える。

社会保障を受けられるわけでもないのに、相変わらず高い税金(にっくきIRSとNYS....)や、高額の医療費といったお金の面もそうだけれど、簡単には病院にいけない等の不安が付きまとう。

ある程度の不便さには慣れてきたつもりだったけど、年齢って怖い、まだ若いとは言いつつも、身体に問題抱えた友達(おもに婦人系)を見ると、次は私かと不安になるばかり。 

 

そして、グリーンカードがあるからといって自分がアメリカ人になるわけじゃない。

そんなことは分かっていたし、アメリカ人になりたいわけじゃないけど、旦那以外に家族もおらず、ただ歳を重ねていく状況に、将来的な『孤独』への恐怖が付きまとう。

これは近しい日本人の友人5、6人が一気に完全帰国した現状も理由だったし、アメリカに住めば住むほど『自分は日本人だな』と自覚することが増えてきたからだと思う。 

 

一生この国にいるという自覚芽生えないなら、アメリカにいる必要はないんじゃないかな、って思えて来た。

  

アメリカ来るときもそうだったけど『やるならやらねば』精神で帰国を計画しなければいつまでもダラダラとここにいることになる!と自分を奮い立たせ、2019年には本帰国を目指すようになりました。

 

残り1年ないかもしれないアメリカ生活のことを、大好きなブルックリン(主に自分が住むパークスロープ周辺)のことを、ここに少しづつ残してみようかなと思い立ちました。

 

のんびりペースで。