アメリカの医療事情その② 高額の医療治療の巻
さて、前回はアメリカの医療事情をざっくりお話しました。
今回は、その後一体いくら薬代に掛かったのかというお話。
医者からは
・抗生物質ドキシサイクリン100mg(ニキビ用飲み薬)
・Soolantra(赤ら顔用塗り薬)
・Rhofade(赤ら顔用塗り薬)
・トレチノイン(ニキビ用塗り薬)
の4種類を処方されました。
驚愕すべきは下3種の塗り薬の元値なのです・・・
Soolantraの元値$690.99(それが保険で$20)
Rholfadeは元値$625.99、Tretinoinは元値$317.90って
高い!高すぎる!!!
びっくりですよ。
いや、もう保険さまさま。まあこれが高すぎるってなったら、ジェネリックって手もあるんでしょうが、それにしても高すぎる…
保険が無かったらと思うとゾッとします。というか、保険(=ベネフィット)のためにフルタイムで会社で働いていると言っても過言じゃないです。
過去1年間、保険が出ない会社でフルタイム勤務し、自費で保険にも入らず生活していたことがあるのですが、その当時は、今考えれば精神的にめちゃくちゃ不安定になっていました。
ニキビが出来ても皮膚科にも行けないし、給与は低いし、なんだか不安だし、自分を社会の最底辺だと思うし、気づくとなんか泣いていたりしましたね笑
仕事自体は楽しくて、やりがいがとてもあったんですけど、どうしてもその宙ぶらりんな状態に耐え切れず転職をしました。社会保障って大事だなあって思いましたね。
フリーランスで働く人とか、自分で保険を契約したりするのって本当大変だと思います。
アメリカ人の保険平均額を見てみると上記のようになるらしいですが、
正直もっとみなさん高い保険プランに入っている気がする・・・(もちろん地域や年齢によってプラン額はまちまちになるため、上記の平均はあまりにおおざっぱな平均になりますが)
数年前に調べたときに、最低月$700-$1000くらいの保険であれば手堅く、使える保険に入れるなという印象がありました。逆に$400とか安い保険であればあるほどカバー率や受けられるサービスが限られているため、 『こりゃ入ってもろくに意味ないな・・・』という印象を受けました、あくまで雑感ですが…
会社に入っていればだいたい自己負担3、4割で、あとは会社が負担してくれたり。うちの旦那の会社は100%会社が負担してくれて(しかも歯の保険付きで!)、まあうらやましい限り・・・
とまあ、職場を選ぶ際に給与以外のベネフィットはアメリカで重要なチェック項目になるということを改めて感じた一件でした。
<おまけ>
こんな面白い記事もありましたのでぜひ。