きほんブルックリン

2019年日本への本帰国を目指しながら、大好きなブルックリンのこと日々の生活を徒然。

激辛本格タイ料理店Ugly Baby(アグリーベイビー)@Carroll Gardens

ニューヨークって結構いたるところにタイ料理レストランありますよね。
でもそのほとんどがアメリカンタイ料理で、アメリカンタイ料理って、本場のものより風味が薄くて脂っこくてなんか物足りない!
と言う方に是非とも挑戦していただきたい、キャロルガーデンの本格!超!激辛!タイ料理店をご紹介します。


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2017年にオープンしたこのお店。シェフのSirichai Sreparplarnさんは正真正銘のタイ生まれ、タイ育ち。ホームページには『妥協を許さない、正真正銘のタイ料理をお届けする』とあり、ニューヨークタイムズや、ミシュラン、ザ・ニューヨーカーなど、数々の媒体で評価されている今注目、まさに”ホット”なシェフなんです!


キャロルガーデンのメインストリートから一本中に入った道にその店はあります。
道は割と暗くて、こんなところにあるの・・・?と不安を感じながら歩くと、平日夜7時にも関わらずすでに席はほぼ満席。
どうにかラスト1席に滑り込みました。その後もどんどん人が来ますが、夜8時の時点で来たお客さんは30~40分待ち宣告されておりました。

席に着くと早速店員さんから『うちの店は基本的にスパイシーだからね。メニューにスパイシーって書いてある奴は本当にスパイシーなやつだから気を付けてね』と言われ、早速ビビる。

メニューを確認すると、おっ!私の大好きなカオソーイがあるじゃないですかあ!!!
タイの屋台ではポピュラーなメニューのカオソーイ。簡単に言うとカレーラーメン。
なんですがっ、美味しいカオソーイは、カレーとココナッツと+αのスパイスやらなんやらがミックスされて、一言では説明できない実に芳醇な出汁と平打ちたまご麺が絡み合う芸術的作品なんデスッ!!

 

というわけで、カオソーイと、店員さんオススメの  Kao Tod Nam Klook を注文。

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こちらがKao Tod Nam Klook
見よっ!対して辛く無いとの店員さんの説明にも関わらず、この立派な唐辛子。
おうおう、受けて立とうじゃねーか。
どうやらこのチャーハンみたいなのを葉っぱで巻いて食べるらしい。

一口目...ライムが物凄く効いてる!!でも他の具材と合わさって酸っぱ過ぎず爽やか!!そして後から追いかけてくる辛さ、、、!!!

辛さが追いかけて、、、追いかけて、く、、る、、

いやっ、辛さが追いついてから
口の中辛さしか感じないくらい辛いよ!?!?
辛ーーっ!!!そしてウマーーーー!!!

はっ、店員のお姉さんが『辛い時はキュウリ食べてね』って言ってた。たしかにキュウリ食べると辛さが一旦引く、で、また辛さと旨味が欲しくなる。

中身はご飯に、ソーセージみたいなのとか、ハチノスとかパクチーとか、色んなものが入ってて味も複雑だけど、ライムの風味がすごい効いてて、後から来る辛味が最高。
ビールに合いそうだけど、最早下がヒリヒリしてるから水分流し込みたくなくてビール全然進まない。

そう、ここで豆知識デス!

辛いもの食べてる時は水飲むのは逆効果。

というのは、水飲むと辛味の成分が舌中に広がっちゃうんです。
ただし水分でも牛乳やヨーグルトなどの乳製品を含んだものは辛味を鎮火してくれます。(インドのラッシーなんかは理にかなっているワケです。)

さて、そんな豆知識はさておき二品目。
 

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 これこれ!カオソーイ。

これはお姉さんも『辛いけど美味しい辛さだよ、でも辛い』と入念な辛さ押ししてきたのである程度の覚悟はありました。

一口目。

 

辛い、ってか痛い。

 

一発で毛穴が開く辛さ、でも旨味もキチンと感じる。

たがいかんせん辛い。

味わいたいのに辛さが一番最初に来るから、その辛さを耐え忍んで後から来るウマさを楽しんでる。というある意味矛盾してる状態にすら陥る。
4,5口食べてるとだんだん食べ方に慣れてきて、とにかく舌の上に載せないようにして食べる。

 

なんでこんなに無理して食べてんだ??って思いながら食べてましたけど、今考えるとまた食べたいなって思ってしまう美味しさなのですよ。

 

量的にはまだ食べれたんですけど、お腹が若干ぐるぐる、というか満腹感とも違う不思議な感覚に陥ってきたので二品で終了。
アイスが欲しい!と胃が訴えてきたのでデザートがあるか聞いたところ、

 

デザートはドリアンのみ

 

という本場仕様。天晴れ、参りました!!

 

結局ご飯食べ終わって2時間くらいずっと胃痛?みたいなものに襲われてました。でも数日たったいま不思議とまた食べたいんです、魔力強めのタイフード。メニュー全部制覇したい。あそこまでの味わい深いタイ料理はニューヨークにはなかなか無いからなぁ、、、

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辛いもの好きな方には是非とも挑戦してほしいお店デス!!!

 

Ugly Baby
407 Smith Street
Brooklyn, NY 11231
347-689-3075

M-F 5PM-10:30PM
S/S 12PM-3:30PM & 5PM-10:30PM

トム・ヨーク(ソロ)Thom Yorke@Kings Theater on Nov 27, 2018

久しぶりに良いライブに行けて我満足状態。
トムヨークのソロ公演@キングスシアター行って参りました。

辺鄙なところにあるが一見の価値あり、キングスシアター

 

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キングスシアターは1929年に建造された歴史あるホールで、70年代に閉鎖されて以来空き物件となっていたところを、2015年に新たにリニユーアルされました

豪華絢爛のオペラハウススタイルの劇場でキャパ3000という大ホールです。
ブルックリンのディトマスパークという、だいぶ奥まったエリアでちょっと危険な香りのするエリアではありますが、建物(内部)を見に行くだけでも一見の価値があるべニューです。過去ビヨークをここで見ましたがそちらも素晴らしいショーでした。
ここでやるトムヨークとか絶対見たい!!!ってことで即チケット取った案件デス。 

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オープニングアクトは繊細な実験音楽

オープニングアクトはイギリスからOliver Coates。チェリストで、チェロを弾きながら事前録音された音源と合わせたり、ループ使ってどんどん重ねていったり、フィードバックでノイズ作ったり(アコースティックな楽器であれどうやってんの?)してました。
ダークでアンビエント的な展開が続いて、すごい綺麗だったんですけど、いかんせんサウンドミキシングが最悪で・・・

特に事前録音されてる音源と、チェロの中音域がバランス悪い状態でぶつかっちゃったりしてて、せっかくのチェロの音が聞こえなかったり、バックで流れてる音と楽器の音のバランスがずーっと悪い。
人が喋ってる声とかもサンプリングされてて世界観醸し出してたんですけど、やっぱり演奏音とのバランスがものすごく悪くて、ずっとボワボワしてるのを聞いている感じで、かつ、他の音を殺しにいっちゃってる。全然溶け込んで一つの音楽になってない。

多分ですけど、録音されてるものにも結構ないろんな音パート(サンプリングなり、楽器音なり)が入ってるけど、各パートごとに当日ミキシングを施すのが不可能なので、実際演奏している音とのバランスが取れていないってことかなあと。

終始もったいないなーっていう感じでした。多分音源で聞く方がずっと良い。
でもチェロの音からフィードバックでノイズ作って3-4分ずーっとノイズを大音量で浴びるのは気持ちよかったし、官能的で良かった。

 

天才音楽家の魅せるダンスフロア

さてさて、お次はトムヨーク御大ですよ。
セットリストはこちら

[セットリスト]
 
    1) Interference
    2) A Brain in a Bottle
    3) Impossible Knots
    4) Black Swan
    5) I Am A Very Rude Person
    6) Pink Section
    7) Nose Grows Some
    8) Cymbal Rush
    9) The Clock
    10) Two Feet Off the Ground
    11) Amok
    12) Not the News
    13) Truth Ray
    14) Traffic
    15) Twist (+ Saturdays outro)

[アンコール 1]
    16) The Axe
    17) Default
    18) Atoms for Peace

[アンコール 2]
    19) Unmade

ステージ上にはトムと、OKコンピューターからのプロデューサーであるナイジェル・ゴッドリッチと、映像を手掛けたタリック・バッリの3人。


トムとナイジェルは、ギター、ベース、ドラムマシーン、シンセ、キーボード(これがキーボードとは思えないくらい、凄いピアノっぽい、良い音の出るキーボードだった。)、ラップトップ、ミキサー、、このへんをずーっと2人で変わりがわり演奏する感じで、トムが踊りに夢中になって急いでミキサーに戻ってエフェクトかけるなんてシーンもしばしばあったり。

とにかくトムさん楽しそう!!もうめちゃくちゃ踊る。『あー彼にとってこれはダンスミュージックだったんだあ』と改めて思わされた次第。
本編後半~アンコールの展開は『トムさん、あんたも好きねぇ・・・』と言わざるを得ない、まさに超!レイバー感満載のバキバキ展開。いやあ最高っすね。ニューヨークはテクノサウンドとかディープハウスとかって基本今は死んでる(というか流行ってない)から、久しぶりに踊らせてくれて最高でした。

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なによりトム自身のパワーに圧倒された2時間でした。踊りながらも、頭フル回転でいろんな機材に飛び回る様は本当天才としか言いようがない。
レディオヘッドを譜面通りにオケ(バンド)と演奏する、いわばクラシック的存在とするならば、今回のソロの演奏は、まさに彼の遊び場・実験場。全力でサウンドを構築していき、構築されたフィールドで全力で遊んでいる。そうゆう印象をうけましたね。 

ちょこちょこ音外してるとこもあったけど、声も基本健在だし、すごいなあー。むしろ高音の伸びは昔より良くなってない?長年のキャリアで声帯が鍛えられているのでは。

 

トムオタクでは無い私でもわかるくらいのヒット曲、Black SwanとかAtoms for Peaceとか、テンポもメロもオリジナルに忠実なのに、なんか違うんだよね。(もちろん良い意味で!)なんていうか、上京した地元の友達に久しぶりに会ったらめちゃくちゃ鮮麗されて別人になってるー!あれ・・・でも話すと同じ人だ・・・みたいな感覚なんですよ。
ディランがlike a rolling stoneをアレンジしすぎちゃって、サビに差し掛かってようやく『これLike a rolling stoneやってたのかよー!!!』って気づくソレともまたちょっと違う。名曲たちが、骨太になり鮮麗されて一周回って帰ってくる感じ・・・良い。

 

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映像も素晴らしかったです。
サイケデリックなものや幾何学的なものだったり、曲ごとに映像が変わっていき、ヴァラエティに富んだものになっていました。映像を見ながら『これはすっごい好きだなー』『これはあんまり好きじゃない』とか考えたり、美術館でアートに触れる感覚。
音楽を邪魔しない、でも、主張のある映像が続いてて良いバランスでした。


洒落客層。だが、果たして彼らに音楽は響いていたのか

 

客層は20代後半~40代のセンスの良い大人たちという印象。個性を少し光らせつつも、鮮麗されたファッションに身を包む大人が多い。
私はNYでのレディへ公演は見たことないんですけど、レディへのコンサートだともっと”輩”が集まっていて、客層が悪いと聞きました。空席もチラホラありましたし、レディへなら見に行くけど、ソロはいいやという人も多いのだなと改めて実感・・・

しかも、作品についていけてないというか、結構棒立ちポカーン勢とか、途中で帰る人たちもチラホラいて・・・

おそらく彼レベルのアーティストになると、ライトなファン層がかなりいるため、彼らには難解すぎたのか、そもそもレディへとは音楽の方向性がだいぶ違うものになっているため(ライブだと特に)レディへしか聞いていない人たちにとっては、ある意味期待ハズレなものだったかもしれません。

現に、私の隣に座っていた50代と思しきご夫婦は、開演前にレディへの好きなアルバムを語るほどのファンでしたが、『ソロはあんまり聞いたことないのよね、でもレディへが大好きだから来たの!』というテンションで来て、思いのほかのクラブサウンドにかなり驚いてポカーンとされていまして、結局途中で帰る。ということになっていました。(こうゆうとこ分かりやすいよねー笑、あんなにファンって言ってたのに途中で帰るんだって言う)


私は二日連続公演の二日目を見に行きましたが、1日目では新作のサウンドトラックのSuspiriaより、Suspiriumが演奏されていたので本当はそっちを見たかったー!
なんなら2日連続で見に行っても良いくらいのショーだったと今になって思います。

というか、大人になった今、レディへよりトムヨークソロの方が今の自分にものすごくしっくり来ることを実感。ティーンの時期からアラサーすぎても、いつも新鮮な気持ちを届けてくれてありがとう、トム。

2019夏フェスあたりを見込んで、いま日本のプロモーターさんたちも動いているんじゃないですか!?映像含んでかなり完成されたショーだったので、アジアツアーも絶対視野にいれているはず。

Amazon Locker利用してみましたよ~

ニューヨーカーの皆さま、配達には苦労していらっしゃいませんか?

USPSを筆頭とするアメリカ配達会社のサービスは基本劣悪、時間指定配達サービスなど基本無いし、おまけに指定した日に届かない、別の住所に送る等のミスは日常茶飯事で起きますよね。(日本の配達会社のサービスが神☆すぎて、私たちはそれに甘やかされている、ということでもありますが。)

USPSであれば、もし1回目の配達をミスしたら郵便局に取りに行けば良いのですが、UPSやFedExの配達を3回逃してしまうと、クイーンズかブルックリンの最果てに所在する集荷センターまで自力で取りに行かなければならない。一回やったことあるけど、もんのすごく苦労しました、これ。

たかが配送物ひとつのために、マジでmiddle of nowhereにある集荷所にタクシーで行き、さらには引き取りに並んでいて、、その間タクシーには超課金を支払い待っていてもらい・・って過去私は泣きそうになりました。


俗に言うニューヨークの”フツー”のアパートに住んでいると、たいていはドアマンなどおらず(住宅手当がでている駐在組くらいだよ、ドアマン付きのマンションなんて・・・)、オートロックでも無い築何十年のアパートで、いつくるか分からない荷物を待ちながら、配達予定日に家で丸一日待ち構えていなきゃいけないなんてこともザラ。家にいないと、ドア前の道に配達の荷物をそのまま置き去りにされいていた。なんて話も聞いたりします。

私のアパートも、もちろんドアマンなどおりませんし、平日の日中は働いているため配達受け取りが不可能です。
なので、ネットで注文するときは基本旦那のオフィスに送っています。ですが、今回サンクスギビングで旦那 in 長期休暇のためオフィスに送ると週明けまで荷物をpick upできないとのことでしたので、近所にあるAmazon Lockerを利用してみました!

Amazon Locker in Whole Foods (365 Fort Greene店)

 

去年くらいに出来た、バークレイズセンターそばのホールフーズですね。地下がホールフーズで、すぐ横にはアップルストアもあります。この辺もどんどん開発されていく・・・ここの辺りってフォートグリーンていうのかな?いろんなところのちょうど中間って印象だけど・・・

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まずアマゾンで注文の際に、お好きなアマゾンロッカーを指定し、ロッカーに荷物が届くとこんな感じでアマゾンからメールが届きます。

21日に届いて、24日までにピックアップとあるので、保存期間は約2日ですかね。24日までにピックアップというのが、24日自体が含まれるのかが良くわからない。

引き取り時間が24時間のところもあるらしいが、ここのロッカーはMon-Sun, 7AM-23PMのうちに引き取る必要がある。これでも家で配達を待っているより、はるかにストレスフリー!

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さて、1階の裏口玄関入ってすぐのところにアマゾンロッカーはあります。

あとは、画面に自分のピックアップコードを入力するか、バーコードをかざすだけで、荷物がポンッと出てきます。らくち~ん。レポする必要が無いくらい簡単だ・・・

 

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アマゾンロッカーのメリット、デメリット

メリット
・配達ミス等におびえることなく、荷物をピックアップができる。
・USPSの営業時間よりも遅くまで営業している。
・返却が圧倒的に楽!
返却って、私はやったことないんですけどアメリカの人好きですよね。アマゾンによると、返却の際はネットで申し込んで、商品を箱詰めして、アマゾンロッカーに入れておけば良いとのこと。たしかにこれはわざわざUSPSに行って送るより楽だと思う。ラベル作ったりしないで良いし。

詳細は下記から
Amazon.com Help: Return a Package at an Amazon Locke


デメリット
・注文できるサイズに限界がある。重さは20ポンド(約9kg)まで、大きさは19 x 12 x 14 inchesまで。
・もしロッカーがいっぱいだと、別のロッカー宛てに注文しないといけない。
・わざわざ取りにいかなきゃいけない。

こんなところでしょうか。
家電とか、家具とか大きい荷物を注文したいときは利用できないので、やっぱりまだまだ不便は不便。
以前、Doormanというサービスがあり、自分の代わりに荷物を受け取ってくれて届いたら自分の家までデリバリーしてくれるという非常に便利そうなものだったのですが、どうやら不具合?がありサービス停止しちゃったみたいなんですよね。

アメリカの郵送サービスが今より優良サービスになることは到底考えられないですし、問題があってもクレームを入れる時間の無駄、対応してもらっても、良いとこリファウンドもらえるくらいですし、郵送をするときは今後Amazon Lockerやらを利用しつつストレスフリーにネットショッピングしたいものです。

ダイバースなサンクスギビング

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今年もサンクスギビングが終わりましたね~。パーティー準備等なさったみなさま、お疲れ様でございました!

サンクスギビングはクリスマスと並ぶ、いわばアメリカの正月的な家族行事。
クリスマスはクリスチャンもしくは、クリスチャン系統の家庭でしか祝わないことに対して、サンクスギビングは、血筋や宗教関係なく祝われるホリデーですね(ネイティブアメリカン以外は・・・)

私はサンクスギビングがだーい好き!

ターキーや他の物をたらふく食べて、『うっ・・・食べ過ぎて吐き気がするくらいなのにまだアップルパイ食べちゃう♪』なんて言いながら、フードコンマに陥り、寝る~!

なーんて人として最悪の所業を、年で唯一許されている祝日なのですよ!最高!

しかも、上手に調理されたターキーは結構おいしい。パサパサしてるって人いるけど、調理法次第では、外カリカリ、中しっとりに仕上がりますよ。

そしてターキーだけではなく、ビスケット(スコーンみたいなの)やキャンディヤム(サツマイモ煮)やコラードグリーン(緑の野菜煮?)などの俗に言う伝統的なサンクスギビング食はめちゃウマなんです!

旦那の親戚行事は面倒な私も、食べ物に釣られてホイホイ参加する行事、それがサンクスギビング。

 

が!今年はいつもパーティーを主催してくれる親戚が家庭事情によりパーティを主催しないというので、なんとサンクスギビングパーティー開催されず・・・
ガーーン。もうめちゃショック。さて、どうしたものか。

 
ターキー大好きな私も、自分でターキー焼くのはめんどくさい。というかターキー焼くのは基本男の仕事だろ、ってことで旦那に聞くも、旦那もターキーは焼きたくない。というレイジー夫婦。(ああ恥ずかしい)

『じゃあ今年は2人でレストラン行って美味しいターキーディナーでもやるか・・・』って思っていたのですが、前々日になって旦那が『友達集めてパーティーやろう』と言い出したので、小さなポットラックパーティ(持ちよりパーティ)を開催することに。

 

レシピ振り分けはこちら
旦那:ショートリブタコス(ちなみに旦那はメキシカン系では無いw)、コーンブレッド
ゲスト1:キャンディーヤムとブルッセルスプラウトのロースト
ゲスト2:オックステールマカロニ&チーズ
私:パイ

潔くターキー無し!!!笑


スイーツ作りが全然好きじゃ無い私は、慣れないことするなら、買いましょう。ってことで朝8時に近所のパイ屋にGO.

 

Four & Twenty Blackbirds
439 3rd Ave, Brooklyn, NY 11215
https://www.birdsblack.com/

日本の大阪梅田阪急でのニューヨークフェアにも出店していたことのあるこのお店。
本店がちょうどウチの近所なんです。
エリアとしては、ゴワヌスになりますね、割となんも無い住宅街ですがここ数年ホールフーズが出来たことを皮切りにチラホラお店も増えています。

さて、サンクスギビング当日。予約していない人は、早い者勝ちでパイ販売あります!とのことで、開店時間に駆け込みました。

 

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この日の気温、なんと−6℃の朝に既に15人ほどの並びが。アメリカ人にとってサンクスギビングのパイは重要品なのだなあ。。
5分ほど並んだところですんなり中に入れまして、まだまだパイはありましたがみんな最低2個は購入していたので、おそらく1時間ぐらいで売り切れる様子でした。
店内は朝8時と思えぬ大盛況。
みなさんタクシーや車でお店に来ていたり、ひっきりなしに人が来ていました。

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思わず私もSalty HoneyとSalted Caramel Appleの2種購入。

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肝心のお味はと言うと、アップルの方はシナモンが効いていて、パイ生地もバターすぎず美味しいです〜。ただちょっと甘めかなあ・・・紅茶と食べてちょうど良いくらい。
甘いものがあんまり得意でない私からすると、ハニーの方は激甘。でも、パーティに来たアメリカ人はハニーめっちゃ気に入ってバクバク食べてた。やっぱアメリカ人の砂糖メーター振り切ってる人は、振り切ってるな・・・

ちなみに、ここのパイを全制覇した友達曰くCoffee Custardsのフレーバーが一番美味とのこと。是非とも次回リベンジしよう・・・

さて、パーティー自体はもう超カジュアルに行いました。
20代〜30代のアメリカ人男性が5人中3人です、一番上のテーブル写真をみれば分かると思うのですが、完全色気より食い気パーティ。インスタ映え?デコレーションなんのその。

でも、メニューはみんなこだわって作っていたのでどれもとっても美味!!

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特にこのハラペーニョ コーンブレッドが物凄く美味しくて!簡単レシピだったので、これは今度レシピ公開したいです。

と言うわけで今年も無事に気持ち悪くなるくらい食べまくり、飲みまくりました。
メニューは、メキシカン(タコス)、アメリカ南部(コーンブレッド)、ジャマイカン(オックステールマック&チーズ)と言う、均一性ゼロ、超ダイバース。まさにニューヨークなサンクスギビングでございました〜。

はあ〜これが終わると年末まで一気に駆け抜けるのよねえ・・・

秋の味覚、エイコーンスクワッシュの蜂蜜レモン焼き

秋、というか冬ですね。ニューヨークの秋は短く、冬は長い・・・今年もなんとかこの極寒の地をのりきるぞ!!と気合を入れています。(もしかしたらNY最後の冬になるかもしれんし)

 

さて、寒くなるとファーマーズマーケットが小さくなり、目に入るのは根菜とリンゴばかり・・・ちょっとさみしい。
でも、寒い時期の味覚を存分に楽しみましょう!ということで、ドングリかぼちゃakaエーコンスクワッシュを調理しました。

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エーコンスクワッシュは、↑みたいな感じのだいたい手乗りサイズの可愛いカボチャ。味はカボチャと、バターナッツスクワッシュの中間くらいかなと思ってます。
小さいから調理しやすくて、割とよく使う。カボチャより水分があって、ほくほく感の少ないカボチャって感じかな~

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カボチャの糖質+蜂蜜とチーズという、割とカロリー無視フードですが、寒くなると甘いものが恋しいので・・・
サイドディッシュとしてサーブしましたが、おやつ感覚でも食べれる一品デス。
チーズの代わりにマシュマロ置いたら完全におやつになるし、チーズをブルーチーズとかで代用したらむしろ良いおつまみにもなりそう。

 

エイコーンスクワッシュの蜂蜜レモン焼き
・お好みのカボチャ類          1個(サーブする器と相談して~)
・レモン                ひとつ半
・はちみつ               2Table spoon
・モツァレラチーズ            4oz (8ozのボール大を半分ほど使用)
※リコッタや、クリームチーズ等でも代用可
・塩                  1 tea spooon
・オリーブオイル            適量

1.オーブンを350°F(200°C)に予熱セット
2.カボチャは皮をところどころ剥いて、3-5mm程度の薄切りにする
3.チーズは2cm四方くらいのキューブに切る
4.レモンは薄切りの輪切りにする。レモン半身は果汁を絞る。
5.薄切りカボチャにオリーブオイル、レモン果汁、塩を和える。
※塩は味を引き立たせるためなので、少々でおK。
6.薄切りのカボチャを少しずつずらして、円を描くように置いていき、間にチーズを5枚に一つくらいの間隔で入れていく。
5.きれいに並べたら、蜂蜜をかけて、上からチーズと、レモンを置く。
6.オーブンに入れて20分ほど、焦げ目がつくまで焼けたら完成

Trad Room@Bed-Stuy

レストラン投稿が続きます~、先週平日夜5日のうち4日外食という結果に・・・よろしくない、けど、なぜかお誘いって集中する。そしてお誘いは基本的に断りたくない!

今回はちょっぴり足を延ばしてベッドスタイまで。このあたりは家賃がそんなに高くないため、住んでる友達も多いのですが、まだまだ夜に歩くとちょーっと怖い感じのところもありますねー。


そうゆうネイバーを私は『う~ん、割と~ファンキーなネイバーだよね!』とか友達との会話では言ったりしてます笑 スラング的にはGh●ttoと言うが、差別的発言に捉えられることがあるため一応Gh●tto呼びは避けますが、そうゆう感じのネイバーです。

でも、最近はおしゃれなカフェやバーが増えていて、どんどん変わっているなーという印象。来る途中でヒップなラーメン屋さんもあって、割と人入ってた。

<Trad Room>

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上記メニューはほんの一部。ご覧のとおり、チキン南蛮や、ハンバーグなど日本のメニューもチラホラ。
というのも、このお店、オーナーは日本人ご夫婦なんです!
2人とも30代(しかも前半だったと記憶している)で若いのにゼロからお店づくりしていて、本当すごい・・・そしてセンスのかたまり・・・

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水曜日はオールデーオイスターハッピーアワーということで、どーんと牡蠣!牡蠣!
しかも今って牡蠣のシーズンですよね、牡蠣は基本East Coast派ですがこの日のWest CoastのShigokuは、いい塩梅のまろやかさと海感で美味しかった~
普段はEast Coastの牡蠣の海の味がギュッと詰まってる感じがお好み・・・

 

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こちらはオーダーマスト!なラム餃子。クミンの香りが食欲をそそります。
良い感じの羽根もついていて、絶品どす。

 

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友達みんなとワイワイで食べに行ったので全部のお写真はありませんが、ほかにも洋食屋さん風な濃厚デミソースのハンバーグや、アーティチョークディップや、ローカルファーマーのベーコンや、シンプルながらこだわりを感じるメニューが良き。
個人的には、ハンバーグと、チキン南蛮が久しぶりに食べれてうれしかった。

 

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そして、この店の特筆すべきところは、なんといってもビンテージものに溢れた店内
もともとアンティークコレクターだったオーナー君のセンスがキラリと光るインテリアや、内装はアンティーク好きの私からするとヨダレもん。
トイレなんかも、すごくセンス良くまとめてて、まるで博物館にいる気分。

こんなのを日本人がゼロから立ち上げたっていうのは本当すごい~。夢ある。
ひとつだけ、今まだリカーライセンスが無いので、お酒は残念ながらありません。が、そちらもおそらくすぐリカーライセンス取得してくれるでしょう!

 

デート使いにも、友達とワイワイにも。お近くにお住いの方、お立ち寄りの際はぜひ。

Trad Room
266 Malcolm X Blvd, Brooklyn, NY 11233
(347) 240-5760
https://tradroombrooklyn.com/

Frankies 457 Spuntino@Carrol Garden

先日のホリデーにキャロルガーデンをふらっと散歩。
のんびりしてて、いかにも”治安の良い家族ネイバー”って感じで大好きです。パークスロープもそんな感じだけど、こっちの方がちょっと高級感あるような。でも、嫌味はなくて好き。
キャロルガーデン、ブルックリンハイツ、パークスロープ・・・この辺が由緒正しいブルックリンってイメージありますね。
夜遊びするところとか、真新しいようなところはあまりないけれど、住んでいる人たちもあまりせかせかしていない感じが大好きです。

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<Frankies 457 Spuntino>
Spuntinoとは、イタリア語でおやつや、間食のこと。
とは言ってもお菓子屋さんでは無く、ちゃんとしたレストラン。週末のピークタイムには1時間待ちと言われることもあるくらい大人気のレストランです!

 

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あまり大きくない店内ですが、ただいま改装工事中で増席中とのこと♪
これで待ち時間も少し緩和されることを期待・・・

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さて、まずアペタイザーにはアンチョビと、プロシュート+リコッタチーズのクロスティーニをチョイス
クロスティーニにはいくつも種類があるので、いつも迷ってしまうのですが毎回食べたことの無いのを頼んで全制覇を試みたい・・・
アンチョビが予想と違って酢漬けのようなものでしたが、これはこれで美味。フレッシュぽいので自家製だったみたい。今度自分でも酢漬けアンチョビつくってみようかな?
旦那のリコッタもふわふわクリーミーで言うことなし!

 

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メインは大好きなEggplant Marinaraを注文。アメリカの家庭(特にイタリアンアメリカンのお家)でよく作られるEggplant parmigianoのようなものですね。 薄く切ったナスをトマトソースとチーズで層にしてオーブンで焼いたものです。ラザニアのナスバージョンと言ったらわかりやすいかな。
ご家庭によって、ナスにパン粉をつけて揚げてからオーブンに入れたり、ナスは厚めに切ったりと、いろいろなレシピがあります。

こちらのものは、非常にシンプルなレシピで、パン粉もついてないし素材の味を十分に味わえるものでした。濃厚なトマトソースの味がナスと良く絡みあって最高に美味~主張しすぎないチーズもちょうど良い。。嗚呼、幸せ・・・

旦那はショートリブのタリアテッレ食べてましたけど、同じトマトソース系でも牛肉とマッシュルームのおかげでしっかりとしたコクのあるソースになっていてそちらも大変おいしゅうございました。
そうそう、ここはどれもホームメイドパスタなんですよ。でもパスタ以外のミートボールとか、メインディッシュも本当に美味なので、一度と言わずぜひ何度も来ていろんなものを食べてくださいまし。

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Frankies 457 Spuntino
457 Court St, Brooklyn, NY 11231
TEL: (718) 403-0033
http://frankiesspuntino.com/

※マンハッタンのヴィレッジにも店舗がありますが、ブルックリン本店の方が美味しいとの噂も・・・

ちなみにお隣のPrime Meatsというステーキや、ドイツ系のソーセージを扱っているお店もめちゃめちゃ良店なのDE/SU/GA、今回のFrankiesの改装に伴い、なんと11月末で閉店し、ワインバーに改装するとのこと・・・
ここの自家製白ソーセージWeisswurstは超!絶品なので、閉店前に駆け込んで食べに行かなければ・・・